中学校受験について

我が家の第一志望は都内国公立小学校です。「国立」ではなく「国公立」。要するに学芸大附属小学校と立川国際小学校。でもこの二つ、大きな違いがあります。それは中学校以降の進学の仕方。立川国際は小中高一貫エスカレーター式ですが、学芸大附属は8割くらいしか附属中に進めないし、附属高校になると更に険しい数字になるので中学受験、もしくは高校受験を考慮しなければいけないのです。

小学校受験をする理由が中学・高校受験を避けるという方針であれば、立川国際は志望しても学芸大附属は志望しないという事になります。我が家の場合は、中学校受験の有無よりも最終学歴にどうつながって行くかという点を重視していますので、両方を志望しています。この2校の人気・倍率を考えると受からない(何なら試験すら受けれない)可能性の方が高いわけですから、どちらが第一志望かという事は考えるだけ時間の無駄なので考えていません。

問題は私立小学校の選択です。国公立がダメだった場合、公立小学校には行かせたくない我が家(というか妻)は、私立小学校に通いながら(これも受かればですが)、中学受験をする方向で考えています。そのため小学校受験に関してだけではなく、中学校受験に関しても毎日のようにリサーチをしています。

が、この中学校受験というものがなんとも悩ましい。

夫婦ともに中学校受験の経験はありません。私は地方出身で小学校から大学までオール公立。妻は大学附属私立小学校に入学し、エスカレーターでそのまま大学卒業。現代の熾烈な中学校受験を情報として頭で理解できても、実感としては二人とも何も分かっていないのです。なので調べれば調べるほど、軽い気持ちで手を出すものではないという気になります。しかしその一方で中学校受験の経験は、合否の結果に関わらず子供の学力は間違いなく伸びるでしょうし、基本的には大学受験にもプラスになると思います。また親も子も人間的に成長するきっかけになるとも思います。しかしその経済的、時間的、精神的負担もまた大きい。メリットもデメリットも大き過ぎるのです。

そしてこの中学校受験をするかしないかで、私たちの私立小学校の志望校も全く変わってきます。中学校受験をするならいわゆる中受校、しないなら高校までエスカレーターの学校で大学進学実績のよいところ(そんなに数はない)。小学校受験も熾烈なものですので、勉強の負担を減らすためにも早く志望校を決めたいと思います。

 

私が考える中学校受験のメリット・デメリットは、

メリット

・知力、学力が向上する

・魅力的な中高一貫校が豊富にある→小学校受験の場合は小学校の選択肢が少ない

・大学受験に有利

・親も子も成長することができる(小学校受験もこれは同じだと思う)

デメリット

・お金がかかる(私立小学校なのにさらに塾代って。。)

・近年の中学校受験のレベルが難化し過ぎており、普通の子供には勉強内容がオーバースペックになっている(本当に気をつけないと子供をつぶしてしまう)

・3年間ほどは勉強ばかりになる。また健康的な睡眠時間の確保が難しくなる

・子供が嫌がる場合もあるし、嫌がらなくとも勉強適性が良くない場合もある

 

また、中受校受験をしなかった場合のメリット・デメリットは

メリット

・子供に好きなこと、得意なことが出来たときに、それに没頭させてあげられる

・英語学習にたっぷり時間をかけることができる。

・子供の適性や成長に合わせて、家庭学習の内容をコントロールできる

デメリット

・中学校受験を乗り越えた中学生に比べて、学力が劣る

・親も子も流されてあまり勉強しないかも

 

書きながら気づいたのですが、どちらかと言うと自分は中学校受験のデメリットの方を強く感じていますね。最終的には学校の説明会や見学などで個々の学校を直接見て判断したいと思います。